鑑定・鑑別・宝石学教室



間違いだらけの宝石選び


2009/07/27
昨今の諸事情により、このコーナーを新しく設けることに致しました。
このコーナーのタイトルを「間違いだらけの宝石選び」から「間違いだらけの宝石店選び」にしたほうが良いくらいに信頼に値しないお店が少数ながら出てきております。
私はこれらの宝石店のすべてが襟を正し、皆様から信頼していただける宝石業界となり、ますます繁栄してくれることを心から願っております。

さて最近ある業者と当社との会話にこんなものがありました・・・
当社 「この黒い石はオニックスではなくガラスです」
業者 「えー参ったな〜まだ在庫が沢山あるんですよ、仕方ないからオニックスで鑑別書を発行してくれそうな鑑別屋に出しなおしますわ」
これはダメでしょう!

以前こんな会話もありました・・・
当社 「お預かりしたブラックダイヤモンドネックレスの中に黒色の類似石が混ざっていました」
業者 「少しぐらいいいじゃないですか、天然ダイヤモンドで鑑別しておいて下さい」
当社 「それは無理ですから天然ダイヤモンドと入れ替えて来てください」
業者 「もういいです 〜全部の石を検査しないような手抜きの別の鑑別屋に出しなおします〜」
こんなのは言語道断です!

このような業者や鑑別屋を業界から排除して100%信頼ある業界を目指したいと思っています。

とりあえず、皆さんがブラックダイヤモンド製品を買う場合はその業者に「全部の石をキッチリと検査して一石たりとも偽物が混ざっていないことを証明してくれる鑑別書をつけて下さい」と依頼して下さい。

最近人気のパライバトルマリンは国際基準として「鮮やかなブルー〜グリーンのトルマリンで必ず成分として銅とマンガンが存在している事」となっております。 ところがそれらの成分の検出の為の検査には時間と費用がかかります。
そこで、その手間を省略して適当に「パライバトルマリンです」と鑑別する所が出てきました。 その上、そのような鑑別屋の料金が安くて結果が早いと言う理由で、それをありがたく利用するふとどきな宝石業者まで出てきております。

誠に嘆かわしい事で、消費者無視も甚だしいと思います。

これからパライバトルマリンを購入しようと思われている方、また、既に購入された方で成分分析書がついていない場合には、お店にこう言って下さい「あなたも宝石屋なら成分分析書が必要な事くらいわかるでしょう?」と・・・


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