鑑定・鑑別・宝石学教室



間違いだらけの宝石選び


2010/06/01
最近は6月発売の「知らなきゃ損する 宝石鑑別虎の巻」制作の為に時間が取れず、長い間このコーナーに新しい記事が書けませんでした。 申し訳ありませんでした。

その間、世間では「大手鑑別機関のダイヤモンド鑑定疑惑」が新聞やテレビで取り沙汰されて業界は大混乱に陥っております。 ダイヤモンドのカラーが甘かったとか、会社からの指示でそれが行われたとか・・・・・そんな事のようです。

私はそれらのきっかけとなった日本の鑑定事情にも問題があると思います。
欧米諸国では日本の様に小粒の石に鑑定書は作成しません、大粒石にのみグレード表示の鑑定書を添付する場合が多いと思います。 しかし日本では、小さな石にもなんとか(ハク)をつけて販売したいという、国内販売会社の都合がある様に思います。

僅か4〜5ミリにも満たない0.3ctぐらいの石の色、キズ、カットを厳選して販売するやり方を評価する反面、何らかの矛盾を感じているのは私だけではないと思います。

最高ランクの0.3ctのダイヤモンドを買うための予算でもっと大きな石も買えるはずです。 例えば0.5ctならSIクラスのF〜G、1ctならIクラスのG〜Hあたりの石が買えると思います。 それらの石は白色枠に留めれば完全に無色ですし、キズも目立ちません。

これからはそのダイヤモンドについている鑑定書を崇拝しないで(予算内でもっと大きな石を買えないか?)と言うことを頭の片隅に持ちあわせながらお店に出向いて下さい。 思わぬお買い得ダイヤモンドと巡り会うことになるかも知れませんよ・・・・・

これから先、長い付き合いとなる宝石こそ、添付されている鑑定書・鑑別所の表現によって左右されず自分の目で見て気に入ったものを選びましょう!


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