4月の誕生石 ダイヤモンド
ダイヤモンドとは
ダイヤモンドとは、ギリシャ語の「アダマス」(なにものにも征服されないという意味)を語源にもちます。 なにものにもキズつけられない強さ、そしてなによりも、その類い稀なる崇高な輝きは、たしかに征服できない、美の最高峰だと云えます。

硬度とへきかい性
ダイヤモンドの硬度は10で、これは全鉱物中最高の強度をもつことを意味します。 なにものもダイヤモンドをキズつけることはできません。 その理由は、結晶中の原子どうしの結びつきが強力であるからです。

しかし方向によっては、原子の結びつきが弱いところがあります。 この原子の結びつきの弱い方向に衝撃が加わると、ダイヤモンドは割れることがあります。 このような性質を、専門用語で、へきかい性と云います。

ダイヤモンドの美しさの秘密
ダイヤモンドの美しさは輝きの美しさです。 その輝きの美しさは、ダイヤモンドがもつ性質、とりわけ硬度と屈析率に関係しています。 また、ダイヤモンドは光を分散させるカが強い宝石です。 あのキラキラとした虹色の輝きはこのためです。 これらのことはQ3でより詳しく触れています。

ダイヤモンドのカット
ダイヤモンドの原石は、そのままでは決して美しいものではありません。 研磨(カット)という人間の手を経て、はしめて美しく輝くのです。 ダイヤモンドには、ふつう、ラウンド・ブリリアント・カットというカット形式が施されます。 これはダイヤモンドが本来もつ性質を生かし、その美しさを最大限に引き出すカットなのです。 このことについてはQ4でも触れています。

ダイヤモンドの価格
ダイヤモンドの価格は、世界的な市場レベルで、安定しています。 これは、世界規模のダイヤモンド・シンジケート、デ・ビアス(DE BEERS)社が、世界のダイヤモンド原石の80%を取りしきり、その生産と販売を一手に引き受け、価格コントロールを行っているからです。 このため、世界的な大不況の折に、若干価値を下けたこともあるものの、それ以外では、ダイヤモンドの価値は年々すこしずつ上昇するよう、コントロールされています。

品質と選びかた
ダイヤモンドは、その品質が客観的な尺度で測られる、唯一の宝石です。 ダイヤモンドの品質評価の作業は、鑑定、とよばれます。 その際には4つの項目(4C)によって判定されます。 このことはQ7で詳しく触れています。

取扱い
ダイヤモンドの硬度は10ですから、キズの心配はいりません。 しかし保管する際には他の宝石と別々にしてください。 他の宝石がキズついてしまいます。 それからダイヤモンド同士も擦り合わせないこと。 ダイヤモンドは唯一ダイヤモンドによってキズつけられます。

また、ダイヤモンドは油を吸いつけやすい性質をもっています。 料理用の油やハンドクリームなどが石の表面に付着しやすいのです。 するとダイヤモンドの輝きは、みるみる失われていきます。 こういう場合の洗浄のしかたはQ16で触れていますので、参考にしてください。

ダイヤモンドと結婚指輪
現在、婚約指輪にダイヤモンドを選ぶひとは、全体の7割近くいるそうです。 もっとも劇的なメモリアル・リングとして、ダイヤモンドは圧倒的な支持を得ているのです。 このことはQ21でも触れています。





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